1. |
雨の途中
04:18
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水面に影が映り 思わず振り向いた
笑顔が弾けていた 初夏の昼下がり
「おはよう、元気かい？」
今を噛みしめて
「これから よろしくね」僕も笑う。
早足で過ぎゆく日々は
まるで止まない雨のようで
息苦しくて目を背けていたんだけど
焦らないで、僕は。
青空、虹がかかり
雨は遠くの空へ
明日も、その先でも、どうかこのままで。
駆け足で歩いた道を
今は少しくらい、君と。
ああ
波に揺られ 今日も考える
雨が止んだ あとのぼくたちを
いつまでも光る思い出を
だから今を僕はきっと
ほら
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2. |
だいじょうぶ。
01:19
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きみの声が 聞こえたから
また今日も、ぼくでいれた
雨も時に怖くなるよ
傘がないと不安で
がんばるのは僕も好きさ
でも今日は 休みたいな
明日はもう 違う世界？
いっしょだから大丈夫。
ララ ララ
ぼくはまだ、だいじょうぶ。
ぼくらまだ、だいじょうぶ。
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3. |
雨の向こう
03:25
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雨音が 聴こえたから
今日もまた ここに来たんだ
灰色の 空を見つめ
君のこと 考えている
冷たい雨が降れば
僕は寂しくて
そんな気持ちがなぜか
少しうれしくて
雨がやんだから 虹を迎えに行こう
虹の根元にきっと 君がいる気がするよ
雨足が 強い日には
傘のなか 僕の居場所で
ひとりきり 目を閉じては
明日のこと 考えてみる
冷たい雨のあとも
僕は寂しくて
そんな日々がいまでは
少しいとしくて
雨がやんだから 君を迎えに行こう
約束のあの場所で また君と会いたいな
また君に逢えるかな
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4. |
雨のあとで
03:21
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揺れる波間に雨音ひとつ
暮れる夕日に彷徨っている
見えるものにはなくて
消えぬこころ信じて
揺れる波間に雨音ふたつ
闇夜に融けて揺蕩っている
いえる心のなみだ
結える航路感じて
雨がやんだらあそびにいこう
明日もきっと僕らはいっしょ
ただ過ぎてゆく日々の
そこにあると信じて
生きてゆく
いつの日も
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5. |
雨の行方
04:03
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突然の雨に顔を見合わせる
傘忘れ 雨宿りのふたり
紡がれる ひとりごと 静かに
雨音は 時に大きくて
君のことばはきっと届くよ
川に海にそして空に
融けて消えたようでも
続いてゆく
漠然とした標は今も饒舌で
道忘れ 雨宿りのふたり
紡がれた ふたりごと 僅かに
雨空は どこまでも続いて
僕のことばよ きっと届けと
街に人にそして君に
融けて消えたようでも
継がれてゆく 確かに
なくしたようでいて
すぐそばにある
かくしたようでいて
すぐそこにある
僕達のことばは
はかなく見えるけれど
君のことばはきっと届くよ
宇宙に人類にそして未来に
融けて消えないように
紡いでゆこう
雨がやむまで
雨がやんでも
ずっと
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